ピッキングの仕事できついところ

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ピッキングの仕事できついところ

「ピッキング」とは「集荷」という作業のこと。紙に打ち出されたリスト、またはハンディターミナルという、携帯電話によく似た端末に記憶されたデータをチェック。そして、倉庫の棚から商品を取り出し、お客様ごとにまとめていく仕事です。

 

ピッキングの仕事といっても種々雑多。「どんなところがきついか」とは一概にいえませんが、その一部を紹介します。

 

まず本当に軽いもので楽な場合も少なくありませんが、どちらかというと重いものが入ってくる場合の方が多いです。

 

飲料水などはだいたい1単位で10kg以上あり、台車にまとめると相当の重量となります。小さい台車の他大型のカゴ台車に載せる場合も結構ありますし、そうなるとかなりの体力を使います。特に男性の場合、車への積み込みなどをお願いされる場合もあります。

 

また倉庫での各商品での位置はアルファベットと番号で示されますが、これに迷わされる場合もあります。

 

さらに商品の数の単位も色々。大型ダンボール単位やその中の小箱単位、またはダンボールをひもでまとめたものなどがあります。よく注意しないと判断を誤ります。

 

それに、結構厳しいところだと、間違いがあると厳しく追及されます。登録制の短期みたいな場合、仕事の出来が悪いと途中で帰されることもあります。また全体にトータルの移動距離が多く、なかなか大変なことは覚悟する必要はあります。

 

私がピッキングの仕事をしてみてきついと感じたところは、体力面よりも精神面です。

 

ピッキングを始める前は体力さえあればなんとかなる仕事だと思っていて、当時はまだ若く体力には自信があったので何の不安もありませんでした。

 

しかしいざ始めてみると、品物を間違えてはいけないというプレッシャー。そして、集中力を何時間も保たなくてはならないことがきついと感じるようになりました。
もちろん、体力的にきついところもありました。重たい品物があったり、ずっと動きっぱなしだったりということです。けれど、重たい品物を運ぶのは台車の使用によりなんとかなるし、動かずに立ちっぱなしのほうが私はつらいと感じます。

 

なのでこれからピッキングを始めようと思っている人には、体力だけでなく集中力なども必要だと覚えていてもらいたいです。

 

大学4年生の時、卒業旅行に友人たちと海外へ行く計画をしていたので、どうしてもお金が必要になりました。そんな時に、ネットのアルバイト求人サイトで、ピッキングの短期アルバイトを募集しており、時給もそこそこ良かったため、応募しました。

 

ピッキング作業自体は、リストに載せられた品物を倉庫内から探して、箱に詰め込むだけの単純作業でした。ほとんど頭も使わず、人と会話もしないため、仕事の流れもすぐに覚えることは出来ました。

 

ただし、単純作業だからこそ、2時間も経つ頃にはどうしても飽きが来てしまい、作業のモチベーションを保つことがしんどかったです。また倉庫内の品物を取って来る際に階段の昇り降りや、ずっと立ちっぱなしによる体力の消耗がきつかったです。

 

さらに、深夜のピッキングの場合、深夜手当が付くため、通常よりも給料がアップし、一見すると美味しい仕事にも思えます。でも、深夜のピッキング作業は、睡魔とも戦う必要があり、集中力も衰えて余計に体力の消耗が激しくなります。

 

私も1か月間の短期バイトで、それなりにバイト代を頂けました。それでも、正直ピッキングバイトを続けたいとは思えませんでした。

 

体力に自信がある方や、黙々と作業をすることが得意な方には、ピッキングはオススメです。

 

ピッキングできついのは、単純なミスでも厳しく叱られる点。

 

仕事自体カンタンに覚えられると責任者の方も考えているところが多いので、ミスに対して厳しく叱られることが多いです。

 

こなさなければいけない作業量が多い日ほど本人も責任者の方も疲れやストレスが溜まっています。そんな中でミスると大変です。

 

指定されたロケーションから指定された物をピッキングするだけ、と作業指示もカンタンなのですぐ覚えられると思いがち。しかし、指定された物の数を間違えたり、似た商品というのが必ず存在するものでそれらが近くにあったりすると間違いやすいです。

 

作業に対する指示もカンタンで、庫内ルールやロケーションさえきちんと覚えれば簡単な作業のピッキング作業ですが、ミスは必ず起こるものと考えてください。最初の慣れないうちはナメてかからずに基本から覚えていってほしいと思います。

 

いくつか派遣で経験したけど、どこも大抵は大きな倉庫です。空調が調ってないところが多く夏暑く、冬寒い。自分で準備して体温を管理出来ないと辛いでしょう。

 

休憩室も人を大量に雇ってる場合が多いからストーブやエアコンがあってもいつもの人達で囲まれたりしててスポットなんかで行くと当たりにくい。タバコが嫌いな人は喫煙室がない作業場もあるからそういった時に休憩室以外で休めるところを探さなきゃいけない。

 

人が多いっていうのが一番面倒事に繋がる。作業自体は黙々やってればいいけど、短期で入ったりすると、長く勤めてる人と合わなくて辛かったりする。同期の人も短期に適当なのがいると、そのエリアでミスが起きた時いっしょくたに注意されて腹立つ。

 

ピッキングは倉庫で品物を取り出す作業で、一見単純そうに見えますが、品物の点数が多い所は相当大変です。

 

例えば、スポーツシューズ一つとっても、一つの銘柄だけでも靴のサイズやカラーなどが多数あり、指示書をよく見て作業しないと全く違う商品を発送してしまうことがあります。品名もアルファベットと数字を組み合わせた複雑なものが多く間違えやすいし、どの棚に入っているか覚えておかないと作業は全く進みません。

 

更に値札やタグ付けを任されている場合もあり、それをしながらの作業となれば正確さとスピードも要求されます。不良品が無いかの検品も同時にしなければなりません。

 

そして、倉庫で保管する製品はトレーラーでコンテナ輸送され大量に届くこともあるので、灼熱のコンテナの中に入り重い段ボール箱を何回も手積みで下す肉体労働も時には必要です。この仕事、思ったより重労働です。