NC旋盤の仕事できついところ
やはり、工場での仕事になるので1日中立ち仕事になります。
はじめのうちは立っていることが苦痛になるほど足腰が痛くなったり、ふくらはぎがパンパンになったりします。でも、時間と共に慣れてくるので苦にはなくなると思います。
そして、やはりプログラミングの理解がとても重要です。そこが分かっていないとコンピューター操作が出来ず、少しのズレが出てしまったときやトラブルが起きたときに対応できなくなってしまいます。
また、工場で大型機械が稼働しているので夏は暑く、冬は寒いといった気候もしんどいです。
NC旋盤の作業自体は機械がしてくれるので作業としてのきつさはないとは思います。
データを入力して作業を始めるのですが、そのデータを間違えたときが大変です。
機械は入力されたデータに忠実に従おうとするので、そこまで進むと壊れるというところまで動こうとします。安全装置で止まりはしますが、止まった後の修正に手間がかかります。簡単に直る場合はいいのですが、難しい修正だと時間がかかり、当たり前ですが自分の仕事に時間がかかってしまいます。
機械のメンテナンスの機械の刃を替えたり掃除をしたりするのですが、急いでいておろそかにしてしまうと作業が終わり確認すると、できていずやり直しになってしまう事もあり大変です。
操作する人が正しい知識をもちしっかりと見ていれば、大丈夫な作業だと思います。
NC旋盤の仕事でキツイところは、NCプログラムを覚る必要があるところです。
旋盤作業ではワークのセット、バイトの選択、切削条件の選定などがあり、その作業を覚えるだけでも大変。そして、機械を動かすためにはNCプログラムという特殊な言語を覚える必要があります。NCプログラムは座標値を書く部分と、動作や機能を指定するGコードと、各機械メーカが指定するMコードから構成されています。
Gコードは各メーカー共通なので、一度覚えてしまえばメーカーが変わっても使えます。ですので、Gコードは覚えるための労力が大変ですが、覚えてしまえば一生使えます。
面倒なのは各メーカが指定するMコードです。Mコードの基本はJISで決まっていますが、その設備固有のMコードである場合が多いので、各設備毎に覚える必要があります。Mコードを覚えるのは大変ですし、間違えると機械が壊れてしまうので、非常に気を使う部分です。
高校卒業後、たまたまあった求人の中から入社した会社が、バイクの部品の金属加工の工場内での機械オペレーターでした。入社してすぐは、目新しい機械にドキドキした記憶があります。
でも、いざ自分がその作業を任され従事して見ると、まず機械を使うさい金属同士の焼き付き防止のために油を常に流し続ける中、商品の取り替えやセットが必要です。必然的に腕周りを筆頭に身体中油にまみれると、匂いが取れなくて困りました。
ただ。匂いだけならまだ耐える事が出来たかもしれなかったんですが、肌が油に負けて腫れ上がってしまいました。
慣れれば負けなくなるかもと言われましたが余りにも痛み、かゆみが伴い、泣く泣く退職することになりました。今まで肌荒れとかトラブルなく過ごしてきたのに驚きでした。
NC旋盤のキツいところは給料体制です。大手企業はどうかわかりませんが、中小企業は給料が安すぎて生活も成り立ちません。
夫婦二人だけで暮らしているならいいのですが、子供がいたら尚更キツいので、仕事終わりに他のアルバイトを入れてる人が多くいました。残業が基本的にないのでバイトは入れやすかったです。
NC旋盤の仕事内容は難しくもないです。自分は加工物の取り付け、取り外しなどの作業をしていました。加工は機械がしてくれるので、自分は機械の監視役という感じでした。機械に取り付いている刃物を変えたり、潤滑油などの管理なども仕事内容にありました。
しかし、単純作業を1日立ちっぱなしでしますので結構キツいです。体力的には大丈夫でも、精神的に強くないと勤めていくことは難しいと思います。
まず工場勤務というところで、基本立ち仕事。さらに、重いものを持ち、油まみれになってしまうことが多いです。
NC旋盤の作業だけで見てみると、加工されるのを、見てるだけ。それほど重労働な訳ではないです。眠気さえ我慢できれば、出来るといえます。物を作るのが好きならばオペレータになれると思いますよ。
NC旋盤は、機械の操作はそれほど難しくありません。しかし、高精度な製品を製造する際は、何度も微調整をする必要があります。
また、仕上がった製品を点検する際、使用する測定器も操作が難しい。専門的な知識がなければ、一つの製品を作るのにかなり時間を要してしまいます。
ただ、旋盤に限らず、機械加工は経験の蓄積によるノウハウが利いてくる仕事ですので、しょうがないことです。
あとNC旋盤の仕事は、まず機械の動かし方を覚えることが一番優先されます。NCのオペレーターを数ヶ月こなすことでまず慣れることが第一です。
慣れてくると、こんな加工をする時はこんなプログラムになってるのか、という感覚が段々分かってきます。なので、プログラムの勉強をすることも必須になってきます。
NC旋盤だけにかぎりませんが、上達するためには先輩に教えてもらう必要がありますよね。人と話しをするのが苦手だったり、きつく言われるのが我慢できない人には工場勤務は向いていないかもしれません。