板金加工のきついところ

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板金加工のきついところ

半月契約の派遣として自動車工場の板金セクションに入りました。

 

工場板金技能士っていう資格もありますが、無くても問題なく作業できました。時給は1000円でしたね。9時から休憩1時間挟んで18時まで。

 

やってみてキツかったのは塗装に使うシンナーのニオイでした。最初はどうってことないだろ、とナメてかかりました。でも、思いのほか強烈で、途中で外れて休憩室に行った派遣さんもいました。

 

一応、換気設備は充分に整ってはいるので体に問題はないのですが、それでめニオイはやっぱりキツいです。喘息持ちの人には激しくオススメできません。

 

また、同じ場所で長時間作業するので、自分でこまめに体操をして血流をよくしておかないと、必ずニオイでおかしくなってきます。現場によっては時給のもっと高いところもあるようですが、自己管理ができないと板金はキツいと思います。

 

車の板金塗装をしています。

 

板金できついところは重労働です。身体が健康で元気であれば頑張れますが、若くないと続けられないと思います。重い鉄板を持ち歩き、組み立て、溶接もします。パテを研いで面を出す作業は、肉体的にも精神的にもきついです。

 

秋冬は、涼しいのでまだ働きやすいですが夏場は全身汗だくの中作業をしなくてはなりません。自分の働いていた職場はエアコンなしで、作業着もつなぎで密閉されてました。おかげで、何度か熱中症になりかけました。

 

重労働の割に、給料は決して高くありません。大手自動車メーカーじゃないと、ボーナスも期待できない事でしょう。

 

車に興味があり板金に意欲があり、暑さに絶えながら重労働する事が可能な方じゃないと、きつい仕事だと思います。

 

板金の仕事のきついところは技術職であるために厳しい世界であることです。

 

多少のミスも許されないために常に緊張が走ります。特に男性社会なので怒られるときはこっぴどく言われますので気持ちがめげることもよくありました。

 

体力仕事でもありながら細かい作業も多いです。体力的に疲れてしまうと、細かい作業をしているときに集中力が途切れてしまい、失敗に繋がります。失敗は取り返しのつかないことになりますので慎重なのです。

 

ですのでどんな仕事をしていても、気持ちを途切れないようにしないといけません。

 

これから板金の仕事をしようと思っているのであれば、まずは精神的にタフになれるように鍛えた方が良いです。心身ともに疲労感のある仕事ですので。

 

工場勤務経験の中でも一番長く居た部署です。特にターレットパンチプレスやブレーキプレスといった精密板金という仕事に携わっていました。

 

この仕事はプレス加工よりも難しく、コンピュータの取り扱いもしなければなりません。ターレットパンチプレスは60面近くある金型ステーションと言われる台座に、指定された金型を据え付けていきます。

 

指示書を見ながら指定の場所に金型を入れていきます。ただ、金型の種類だけでも相当数あり、入れる向きもバラバラなのでなかなか難しい。一つでも金型を間違えると大きな失敗につながります。

 

更に上型と下型があり、この2つの組み合わせを間違えると金型を破損します。入れる場所も決まっています。速さと正確さと集中力が無いと、この仕事はできません。

 

また、コンピューター制御により自動運転するので、場合によってはプログラムを書き換える作業も自分でする必要があります。体力だけでなく精神的にもきつい仕事です。

 

ブレーキプレスと言われる曲げ板金に使う機械を扱う時は、手を挟まれないように注意しなければなりません。それに、重い鋼材を持ったまま何度も複雑に金属を曲げる作業をするので、体力と技術を要します。

 

各金型の研磨などの管理も自分でおこなう場合もあるので、自己管理が出来ない人には向いていません。

 

板金職人の仕事内容は屋根を修理したり金属の板を加工し部品にする事です。

 

外で行う仕事なので、暑さ寒さに弱い人はきつく感じやすいです。高所恐怖症の人も精神的に辛いです。

 

また、車が事故を起こした時に修理を行うこともあり、事故車は全て同じではないのでその車にあった修理方法を編み出さなくてはなりません。車を直すということなので繊細な技術が求められ、一歩間違うとさらに車を傷つけてしまいます。手先が不器用な人はきつい仕事です。

 

もしも板金の仕事をしたいのであれば、向いている人の特徴として体力や器用さに自信があり、一人でも黙々と作業を行える人が適任者です。一つ一つの仕事を丁寧に扱える人も求められています。

 

3年ほど前、働いていたのが板金工場でした。私は事務でしたが現場(実際に板金加工を行っている場所)に応援という形でいく機会もありました。

 

その時感じたのは、とにかく体力がいるということ。

 

一日ほぼ立ちっぱなしで二時間に一度休憩はありますが(10時ー10分、12時−1時間、15時−10分程度)

 

板金の材質によっては、一人では持てないほど重かったり、大きかったりする部品の加工をしなければなりません。加工する枚数も多かったりするので(1セットー10枚単位)作業によっては、なかなか進まないため精神的な体力も必要になってきます。

 

あと工場内は、板金を加工しているときに出る鉄粉が製品を汚したり、呼吸によって人体に吸い込まれることを防ぐため空調が止められていたりします。そのため、大きな加工機が多数ある工場内は、夏とても暑く40度を超える場所もあり、そこで1日中作業することもあります。(冬でも部署によっては30度を超すため汗だくになります)

 

また、工場にもよりますが精密部品を作っている会社は、細かい作業も多く神経も使います。使う器具も正しい使い方をしないとけがするので、注意が必要になります。

 

環境としては、とにかく熱いのでのぼせたような状態で作業をしている感じのイメージです。私も現場応援で2時間作業をしたりしていましたがそれでも足はパンパンでマスクをしないと息苦しい感じがしたのを覚えています。

 

もしこういった工場で務める際は、適度に休憩をとり、水分を補給し、マスクやゴーグル、安全靴、必要であれば耳栓、軍手をして安全策をとったうえで無理をしないことをお勧めします。

 

また、工場で技術職として勤める際は、溶接の資格やそれ以外でも精密な技術を持っていたり、腕があれば会社も定年を過ぎても雇ってくれます。長く働きたい、お金を稼ぎたい方は、待遇の良い会社を転職していくことも可能です。

 

特に溶接は、アルミのような溶接するのに技術が必要なもの、加工するのが難しいものができる腕があるほど会社は重宝する傾向にあります。己の腕を磨きたい職人肌な方には向いているかと思います。