フォークリフトの仕事できついところ
フォークリフトの仕事は物流業がほとんどなため、人と関わることが多いです。人とコミュニケーションが苦手な方はあまり向いていません。
さらに、フォークリフトにはきちんと整備されているものと、雑に扱われているものがあるため、癖を覚えるのに最初は苦労します。これは慣れるまではしょうがないことです。
さらに、フォークリフト専門の方はそこまでではないですが、フォークリフトで運ぶ荷物を自分でやる場合は、かなりの肉体労働になります。あまり体力に自信がない方は、やらない方が身のためです。
製造ラインなどで部品をコンベアに乗せるだけだったり、出来上がった製品を所定のところへ運ぶだけなど、単純作業の繰り返しの場合が多いため、正直苦痛です。
始めは新鮮で楽しいかもしれませんが、慣れてくると時間がたつのが遅く感じます。
フォークリフトの免許はそんなに難しくありませんが、その資格をいかして就職するのは中々厳しいです。求人が少ないのです。その意味では、きついですね。
仕事は立って乗るリーチ式リフトと、座って乗るカウンターリフトがありますが、どちらも乗りこなすのに時間はかかりません。
問題は倉庫内の環境。夏は暑く、冬は寒いです。
それに体力がいります。リフトを使うのにはいいですが、その前後で荷物を運ぶ事もあります。それがきついです。積み降ろしに作業員がいないと大変です。私の職場では運転手の方も少しは手伝ってくれたりしますが、軽い荷物なら問題無いですが、重いとやはりきついです。
これからリフト免許持って就職される方はリフト運転ばかりでは無いと覚悟して下さい。
フォークリフトの主な使い方は、バレットの上に乗った重い荷物を運ぶ事です。フォークリフトに乗って、運ぶだけなので、楽だと思われますが、そうではありません。
まず、きついのが荷物を運ぶ所が狭い場合が殆どです。フォークリフトは見た目とは違い、重量は3tぐらいあります。運転を誤り、荷物にぶつかった場合、荷物を破壊する可能性があります。
前に荷物を積むので、視界が悪いので注意が必要です。誤って、人とぶつかった場合、重大事故になります。一般公道とは違い、フォークリフトを使用する所は、工場や倉庫など閉鎖的な空間です。つい油断してしまう事が多いです。
今、工場や倉庫などで働く人は減っています。フォークリフトの免許は講習だで取れるので比較的簡単です。仕事は見つけやすいと思います。
まず、フォークリフトの仕事をしようと思ったら、講習を受けて資格を取らなければなりません。作業の速さだけでなく、正確さや安全確認を確実にマスターしなければ資格はもらえません。学科も力学など難しい事を覚えます。
ただ、問題は資格を取った後の話です。車の運転も同じですが、講習で習ったことと実務とは全く違うのです。
講習では一つ一つの作業を間違いなくこなす事が要求されるので、動作は個々に区切って丁寧にしますが、実務で講習と同じペースでやると、「いつまでグズグズしてる!早くしてくれ!」と間違いなく怒号が飛びます。
更に速さだけを考えて作業をすると、狭い構内ならパレットやコンテナをぶつけることもあり、重大事故を起こします。
講習で資格を取った後こそ、日ごろからフォークリフトの運転練習はしておかないと、実務で迷惑をかけます。素早く間違いなく荷物を運べるか日々の鍛錬が必要です。
一度に運搬できる重量や横転させない積み方など、覚えることはたくさんありますよ。
以前にリーチタイプとカウンタータイプのどちらも使用して、プラスチック製品の倉庫管理を行っていました。様々なサイズの段ボールを積み上げたパレットを移動させる仕事で、毎日数千ケースの箱を倉庫から出し入れしていました。
トラックへの積み込みや荷下ろしの際は、パレットごと乗せれるウイング車の場合は問題ありません。でも、形状によっては、パレットから荷物を崩して積込をする場合もあります。そうなると体力が必要です。
また、雨で濡れてしまったり湿度が高い時などは中身の詰まっていない製品の場合荷崩れを起こしやすく、万が一崩れてしまった時は大変です。
なんと言ってもやはり事故は一番気をつけなければなりません。私も誤って製品をフォークで刺してしまったときは冷や汗をかきました。一番下の段ボールだったので積み替えをする羽目になりました。
フォークリフトがあれば沢山の荷物をレバーで簡単に運搬して楽に見えるかも知れませんが、実際には重たい荷物を毎日沢山積み替えを行っていましたのである程度体力が必要でした。
フォークリフトの運転は、体力的には大変な事ではありません。基本的には座っているだけですから。
マニュアルのリフトの場合は、クラッチやシフトチェンジの操作がありますが、運転が好きな方でしたら、きついというよりは楽しいと思えるでしょう。
きついと思えるのはむしろ精神面かもしれません。重たいものを運ぶ際、或いは狭い場所での荷役作業をする場合、一歩間違えば大事故につながります。荷物を落とさないように、旋回する際荷物や車体をぶつける事だが決してないように何回も確認します。
私は、きちんとその都度確認作業はしていたつもりなのですが、フォークを上げたまま倉庫の入り口に差し掛かり、荷物が倉庫上部のガラスに当たり破損してしまった苦い経験があります。事故防止のための念には念の、前後左右に加え上部も含む確認作業が、神経を使う最もきついところかもしれません。
それでも、経験を積んでフォークリフトが身体の一部のように自由自在に操れる感覚はとても楽しいものです。免許がなくても採用してくれる会社もありますが、きちんと教習所取で基本を学んで免許を取得してから、業務に就く事をお勧めします。