工場の生産管理できついところ

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工場の生産管理できついところ

生産管理業務のきつい所は、とにかく工場のあらゆる業務に対して理解をする必要がある点です。

 

生産管理の業務と言えば、日々の工場の生産進捗、売上実績、収益状況、部品調達状況、部品等の在庫管理、顧客納期管理等とにかく工場全体を見渡せるくらい関連する業務が多岐に渡ります。

 

その為、生産が上がらない場合や、収益が目標を達成しなければ工場トップからの叱責を受ける事は勿論、お客に直結している営業からも攻められます。顧客要求だからと言う理由で無理やり生産計画に投入すれば、調達部門からは納期が短すぎると文句を言われることもあります。

 

とにかく生産管理は100%うまく行って当たり前と考えられておりますので、計画未達成は悪なのです。

 

現在ではどこの企業でもパソコンで生産管理の業務が行われる様になっておりますが、今から数十年前は全て紙と電卓を使って生産計画を作っておりました。とても根気と時間の掛かる仕事です。

 

生産管理の仕事できついところは、ずばり同じ仕事を長時間続けてやらなければならないので、集中力を維持するのが大変だというところです。

 

休憩を挟みはしますが、1日中生産ラインを細かく確認する必要があります。眠くなったり気分が乗らなかったりする場合は、誤って不良品を見逃してしまうこともあるかもしれません。

 

私もカーナビの基板を作る工場で働いていたときやらかしました。

 

その時は1日8時間くらい延々と部品を組み立ててそれをラインに流すという仕事をしていました。やはり中盤あたりになると、疲れてきてしまって組み立て中にミスをしてしまい、ライン不良を出してしまうことが多々ありました。

 

生産管理の仕事をお求めの方は、単純作業ながらかなり根気と集中力を要するということを理解いただければと思います。

 

沢山の製品を作り出すためには効率よく作業をすることが大切です。

 

最近は多くの生産において、機械が作業を行いますが、それを操作するのは人間です。人間が操作するのですから、どうしてもコンピューター操作ミスなどが起こってしまいます。

 

機械で一秒間に何個というペースで生産しています。そのため、ちょっとしたことのズレがでてしまったりすると、大量に間違った製品を作り出してしまいます。

 

敵意的にチェックして、ミスが起きていることに直ちに気がつけばまだまし。気がつかないと廃棄にしなければいけないものがでて来てしまいます。そうなれば、時間も材料費なども全て浪費するも売り上げには繋がらず赤字になっていきます。

 

大量生産では少しの違いが大きなミスにつながるのがとてもきついです。

 

生産管理をして20年あまりになりますが、今だにストレスはあります。どの職場でもあるでしょうが。

 

材料仕入、職人の人数、運搬、納期等を一人で段取りしているので間違いは許されません。みんなが帰った後も在庫確認したりで、忙しい時は残業しないとまにあわないので、帰宅は真夜中で朝はまた早出できついです。

 

不況の折、在庫をできるだけ持たずに生産し期日に納品が望ましいですが、時にはそうは上手く行かない時もあります。取引先に納期延長もお願いしたり、運送屋に夜に無理に来てもらったりで間に合わせます。あちこちに頭下げてお願いする事もあります。

 

次の取引に影響する事の無いようにしないといけないので、言葉や行動も考えてます。その意味ではきついです。これからこの仕事に就く方は、人間関係をまず築くのが大事です。

 

私は今の会社に勤めて15年になります。製造会社に入社してから8年目、上司から声をかけていたただき、生産管理部門へ異動になりました。

 

仕事内容は、日々受注された製品の生産をするべく、客先希望の納期に間に合わせるべく、生産予定をたてます。

 

お客様の希望を最優先にした納期をよく提示されるのですが、先に受注されているものの生産が詰まっているときは、やはり希望納期には到底間に合わなくなります。しかし、上司からは「おいおい、こんなんじゃお客様は納得しないよ」といびられます。ですが、間に合わないものは間に合わないんです。

 

生産管理を任されて6年もたてば、上司のわからないような細かい神業のようなスケジュールも立てれるようになっているわけですが、結局お客様優先納期なわけで。もちろん、気持ちはわかりますが、作業者のことを考えないで注文をつけてくる上司でした。

 

これから生産管理をやられる方はこの辺も考慮しつつ頑張ってください。

 

自分は自動車部品の生産管理をしていました。生産管理の仕事がキツいのは、営業と業者の板挟みの状態で仕事をしないといけないからです。

 

営業マンは仕事を取ってくるのが仕事なので仕方ないのですが、現場の状態もわからずに納期を早くしてほしいと頼んできたり、急ぎの仕事を取ってきたりします。営業マンが現場の状態がキツいと知っていても、業者に納期を早めてくれと言われたら従うしかありません。結果的にいつも負担がかかってくるのが生産管理になります。

 

大変なのは休みをなかなか取れないことです。自分は休みたくても帰りたくても納期は待ってくれません。

 

この日までにこれだけは終わらせておかないと厳しくなる、というのが現場ではわかっています。だから、生産管理の現場はみんな暗黙の了解で、休みたくても休めない状態になっています。

 

これは中小企業だからだと思いますが、大手企業ならきっちり休みもとれると思います。