半導体工場できついところ
半導体工場は当然クリーンな環境でないといけないので、まずクリーンスーツを着用する必要があります。
それに素手で製品に触れる事はNGなので手袋着用が必要なのですが、結構繊細な作業を要求される事もあるので神経を使うことが多いです。更にクリーン度が高い必要がある場合は、マスクの着用が必要になります。
これらの着用は体質が合わないと結構きついです。おまけにマスクはクリーンスーツの中に付ける事になるので、苦しく感じる方もいます。
そういった環境なので、人員も最低限であるケースが多く、早い段階で一人作業を任されます。それなのに、ミスをした場合に責められる事が多く、精神的につらいです。
一番は、座れないという事が大変かもしれません。座るという行為自体でゴミが発生する為に、クリーンな環境下では許されない事が多いです。
なので、立ち仕事は大丈夫という方でないと非常につらいと思います。
半導体工場のきついところは、1日の労働時間が非常に長いところです。派遣の場合、1日12時間くらい働かされるので、1日が終わったらへろへろになります。
そのかわり、普通の工場勤務より休みの日が多いのですが、休みの時にゆっくり体を休めるのは思ったより難しいもの(人間休みがあれば外に遊びに行ったりするものです)。
結果的に疲労がたまっていき、翌日の勤務が非常にきつくなります。
半導体工場に限った話ではありませんが、工場は基本的に立ち仕事なので、1日8時間働くだけでもきついです。それを12時間も働くわけですから、1日が終わる頃には膝がカクカクになります。これを1日ごとに繰り返すのが、半導体工場の仕事です。
なので、体力に自信がある人以外は避けておいたほうがいいでしょう。
私が働いていた職場は一応室温管理はされていました。でも、通気性の悪い制服を着ていたこともあり、精密機械を扱う職場ではクーラーを近くに置けないので夏場はかなり暑かったです。そのため、途中で具合が悪くなる人もけっこういました。
工場なので水分補給も好きなときにできなくて、暑い時期は大変でした。
それから、私が働いていた工場は座って作業する人もいましたが、ほとんどが立ってライン作業をしていたので、何時間も立ちっぱなしは辛かったです。あと私はまだ大丈夫でしたが、小さい部品を扱うので手の大きい人や老眼の人は大変そうでした。
暑い、立ちっぱなし、休憩を小まめに取れないことはけっこう辛いと思います。帰りは汗だくになっているので若い女性にはあまりおすすめできません。
岡山県のK市にある半導体の工場で働いていたのですが、働きだしてまずきつかったのは、クリーンスーツと呼ばれるものでした。
半導体は些細なゴミやほこりにも影響する為、この服を着るのですが、首から足元までのつなぎ服と目出し帽をかぶり、さらにメガネの装着をしなくてはなりませんでした。
初めての人はまずこのクリーンスーツがたまらなく嫌だと感じるのではないでしょうか?服の上から着るので、冬場でも暑苦しく感じます。また、息苦しさも感じます。
クリーンスーツとは関係ないかもしれませんが、気胸にかかる人が多かったように思います。私も息をするだけで、なぜか肺が痛くなる時期がありました。
それから、機械を24時間フル稼働させなくてはいけない為、@9時〜21時とA21時〜9時の2交代勤務だったことです。@の勤務を4日間⇒2日休み⇒Aの勤務を4日間⇒2日間休みだったのですが、12時間労働は慣れてもしんどかったです。
あとは、検査で目を酷使することが多く、だんだんと視力が下がるのがつらかったです。
半導体工場のキツいところは、ひとりひとりにノルマがあることです。
一時間に何個作らないといけないというノルマがあり、ちゃんとしていれば達成できる数字ではあります。しかし、ミスをして時間がかかったり、上司に呼び出しを食らってノルマが達成できないと大変。できなかったノルマ分は、次の日に持ち越しになるので。ノルマに追われているようでキツかったです。
あとは、自分が働いていた半導体工場は大手企業だったので、社定規則や服装、態度なども結構厳しく、守れない人は別の子会社の工場へ行かされたりします。
仕事内容は単純作業が多いので、単調な仕事を長い間できる人には向いていると思います。しかし、自分にはこの単調な作業を長時間できなかったのでキツかったです。
初心者でもOKという半導体工場でアルバイトをしました。
半導体工場は作業が細かくて頭を使います。仕事を覚えるのが大変でした。同じ作業の繰り返しなので、それが得意な人には向いている仕事だと思いますが、それが苦手な人にはきつい仕事です。
体力的な疲れはあまりないのですが、精神的な疲れがすごいです。1日の仕事が終わったあとは何も考えたくなくなります。
精密機械を扱っているので、工場に入る前の管理も厳しかったです。異物が入ってしまったら大変ですから。
私は同じ作業の繰り返しで精神的に参ってしまい、一年で辞めてしまいました。
みんなでワイワイ仕事をするよりも、一人で黙々と仕事をしたい人には向いている仕事だと思います。