期間工のきついところ

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期間工のきついところ

私は期間工の経験があるのですが、きついと感じたのは2つありました。

 

まず仕事にスピードが要求され、しかもスピードだけでなく質というか正確さも要求されますので色々と神経も使いますし、ストレスも溜まります。

 

もう1つは期間工の勤務体系は2交替や3交替勤務が主となりますので、昼間に勤務したり深夜帯に勤務することになります。先程述べた仕事の質やスピードを考えないといけないという精神的な疲れと、交代制の勤務による肉体的な疲れも重なるので実際働いてみるとその疲労度は想像以上だと思います。

 

アドバイスとしては仕事が慣れてきてスピードも質も良くなったら毎日同じことの繰り返しですので、慣れてしまえば期間工は楽しく感じられます。

 

期間工というのは、主に工場での仕事になります。車の製造工場を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、実際にはそれに加えて電子部品の製造工場も含まれます。

 

期間工の仕事内容は、生産ラインの中に入っての作業が多く、単純な作業を延々と繰り返すことになります。

 

この「単純な作業を繰り返す」ことをどう思うかで、きついかどうか変わってきます。中には単純作業の繰り返しを楽に感じる人も多いでしょう。

 

そして体が丈夫であるかを面接では聞かれますので、体力面のきつさもあります。しかし、体力面のきつさは配属される場所によって全然変わります。

 

体力のきつさは配属場所によるのですが、配属先を自分で決めることはできません。そのため面接ではやはり、体力面で問題がないかは重視されると思います。

 

また勤務先が工場ですから、自宅から通うことは現実的に無理なことが多いです。会社が用意した寮などに住み込みで働くとになります。

 

この会社が用意した寮などは、家賃や光熱費が無料であることが多いので、場合によっては金銭面で得をすることがあります。

 

私がきついと感じたことは二つあります。

 

まず一つ目は、配置される場所によっては地獄だということです。これは業務内容どうこうという話ではなく、隣や正面に位置する他の期間工従業員がどのような人物なのかという点です。無口な人であれば良いのですが、私が経験したなかでは多くが面白くもない冗談を延々と言い続けたり、もしくは愚痴を言っている人でした。正直、その間はかなりきつかったです。

 

そして二つ目は昼勤務と夜勤務が両方あるところです。私はもう慣れてしまいましたが、働いてすぐの時は昼寝るということがなかなかできず、仕事中にうとうとし、大変でした。上記二つを全く気にされない方や一つのことに集中し没頭することが好きな方であれば向いていると思います。

 

自動車の期間工は体力的にも精神的にも辛い仕事です。それは、機械(コンベアー)などに人間が合わせていかなければならないということだからです。

 

作業工程はきちんと管理され、分業され、自分の役割も明確ですが、それは一定の間隔で切れ目なく流れてきます。自分の都合で手を休めたりすることもできません。自分の作業が遅れてしまうと、後の工程にも遅れが出て、他の人に迷惑をかけてしまうことになります。

 

それを一日中続けていなければならないのです。そして、終わりというものが見えません。一日だけならば良いとしても、何日も続けていると身体と心が疲れてきます。

 

ただし、きつい分それだけのお金はもらえるものと思います。期間工であっても、それなりの収入を手にすることができます。

 

わたくしの性格なのか期間工のきつい所は感じた事は余りありませんでしたが、面接の度に「なぜ短期で働いているのですか?」と聞かれます。

 

その答えにはどう答えたら好印象を持たれるのか、最近感じる事は「病気」を理由に(実際に女性特有疾病持ちです)した方が好印象を持たれる事を最近は感じています。

 

という事は、世間では期間工にある程度厳しい目を向けているのだと思います。自分ではきつさを感じていないわたくしにとっては世間の感じ方は意外ですが、期間工ですと相手が良く分からない、正体不明の怖さがあるのだと思います。

 

ですので、わたくしにとっては期間工のつらさというのは自分で感じるというよりも、他人の期間工に対する考え、接し方によって変わってくると思います。

 

期間に関わらず、雇い主は期間工の従業員を駒として捉えている傾向が強く、人手が足りない或いは離職しやすい職場に配属されやすい。

 

そのため、1人の従業員を個として扱わないために、仕事への評価がなされず、モチベーションを維持しずらいことが挙げられる。期間が短いと、例え同期入社であっても周りの職員と人間関係を構築しずらい為、仕事が個人プレー化しやすくなってしまう。

 

さらに、期間工最大のデメリットと言える点は、期間が定められている故に退職後の経済面と再就職の問題である。短期で構わないのであれば、デメリットにはなり得ないかもしれないが...

 

これから、期間工を始めようか迷っている人は、期間が定められている分、割り切って飛び込んでみるのも手ではないかと思う。私は、職場での人間関係を億劫に感じるタイプの為、互いに深入りせずに働ける期間工の職場は、むしろ気楽であった。時折、仕事において連携を求められるが、仕事の会話しか求められなかった。

 

期間工は、デメリットは多いが、その職種が自分に合っているか確かめる良い手段であるとも言えるので、躊躇わずにやってみても良いのではないだろうか。