ガールズバーバイトのきついところ
潰れるまで飲まされる。
私の場合基礎メンバーがそんなに居なかったので週6フルで勤務。勿論飲む日と飲まない日はあるがお客さんからの飲み物はバックとして支払われるので断らずにテキーラだろうがウォッカストレートだろうが潰れるまで飲まされる、翌日の日中は二日酔いで何も出来ないまま夜は出勤。忙しい日は吐こうが倒れようが立てるようになったらカウンターに立たされる。週に一回の休みでも月に一回はミーティングで潰れる。
そんな生活をしていたらある日ものすごくおなかが痛くなって医者にかかったら「今までこんな事なかったでしょう」って言われました。
もしバイトを始めようかと思ってる人はまず自分のお酒の飲める量が人並み以上である事、テキーラは3杯は余裕でいれないとつらいです。私はボトル半分ぐらいまであけてしまって記憶がありません。
店長が目を光らせている所でないと自分の身が最悪危険な事になるのをまず頭においておいてください。私の店はお触りもメール交換もNGの所だったのでカウンターのすぐ横で寝ていられました。店が程ほど広く暗い場所ではどうなるかわかりません。安易に金を稼ぐにはいいかもしれませんが出来ればよく考えた上でバイトを始めてください。
私が働いてたガールズバーは服装が皆お揃い。高さが少しあるパンプス、ヒール、サンダル着用だったので慣れるまで足が痛かったです。
週末は長いと5時間立ちっぱなし何て事もしばしば…
シェイカーも使ってたので、慣れるまで腕が疲れます。お酒が好きなら覚えられるから楽しく出来るかな?
あとは客層!
早い時間はサラリーマンがほとんどですが、遅い時間になるとキャバクラと勘違いしてる方もいます。横には座れないし、うちのお店はカラオケを一緒に歌うのはNGでした。(風営法?)
女の子も10代〜20代後半で明るく元気な子も多いですが、揉め事も多かったです。
悪口言ったとか言ってないとか。
適度な距離感を掴むのが難しいですが、そこはつかず離れずで上手くやって行かなければ揉め事に巻き込まれます。
送りがある所は良いですが、ないと少し面倒くさいです。
閉店し、帰ろうとするとお客さんがまだ外に居たりして飲みに誘われたり。毎回断るのも大変なので出来れば裏があったり、送りがある所がおすすめです。
送ってもらう時も家の前ではなく、近くのコンビニや1本手前の道やマンションで降ろしてもらってて方がプライバシーを守れますよ。
私が以前勤めていたガールズバーは、お酒が好きな方々が集まるような場所だったので、お酒が強くないと無理でしたね。六本木のガールズバーに勤めていた子が出勤初日につぶれましたから(笑)。
その代わり、他のお酒に強い子が代わってあげたりなど、仲間意識が強かったです。
後は、カクテルなど女の子たちがちゃんと作れないとカッコ悪いな、という雰囲気のある店でした。なので、慣れている子が代わりに作ったり、閉店後に教えたりなど、結構、スタッフ間の雰囲気はアットホームでしたね。どちらかというと、学校みたいな雰囲気。
お客様も、いい人ばかりだったので楽しかったです。変な人は店長が相手してくれて、和やかな雰囲気なのですが早々に帰ってもらうようにしてくれてました。あの店長のキャラはすごいな、と勉強になりましたね。
あ、後、お酒好きな人って、何故かかなりお金持ってるんですよね(笑)。連れて行ってもらったレストランやプレゼントとか値段の桁が違う。
ですが、お客様に連れて行ってもらった他のガールズバーは、女の子たちの雰囲気もお店の雰囲気も全然違いました。そのお客様いわく、「実はアノ子とアッチの子、仲がすっごい悪いんだよー」とか。おいおい。お客様にバレるような接客してるのかよ、と突っ込みいれたくなりましたが。
もし、ガールズバーのバイト探しで迷っているなら、体験で働かせてもらうとかしてお店の雰囲気が自分に合うか確かめてみたほうが良いです。普通にありますから、面接に来てそういう1時間だけ体験してみる、みたいなの。
他にもシフト自由とか、バック率高いとか、勤務形態が色々選んでできます。ただ、それもお店によって違うので、自分に合った勤務形態を探してみてください。
喋って、お酒を飲んで、それがお金になる、そう考えたらすごく良いアルバイトだと思いますが、きついところも多いです。
必ずしも自分好みで無い人の相手をしなくてはありません。聞き役に回ってどうでも良い自慢話に笑顔で相槌を打たなければなりません。どうでも良い愚痴に笑顔で同情しなければなりません。ベロンベロンに酔ったおじさんの相手をしなくてはいけません。身体がきついというよりは心がきつい場面が毎日のようにあります。けれど適当に返事をしたりすると喧嘩を売られトラブルにつながります。
このアルバイトは楽に稼げる、といった甘い考えで来る人は少なくありません。そんな気持ちを持つのは分からなくはないですが、我慢強さが必要です。自分を殺して、お客さんに向き合う勇気があればガールズバーのアルバイトは楽しめると思います。
タバコの臭いや煙、お酒を飲むことは避けられないで、タバコとお酒が苦手な人にはキツイ仕事だと思います。
また、沢山のお客さんと接したり、個々のお客さん一人ひとり大切にしなくてはいけないので、一人のお客さんの接客だけに集中しすぎてはいけないことも、難しくてきついと思います。
お客さんとの関係は勤務中だけでなく、プライベートな時間でもメールがきて返さなくてはいけなかったり電話が何回もきたり、職場以外で休日に会おうと言われることも多く、勤務中ではないのに勤務しているような感覚になったのもきつかったです。
お客さんとの関係だけでなく同僚の女の子との関係も大事で、一緒の席についてくれる女の子が仲の良い子だとお酒の苦手な私の代わりにお酒を積極的に飲んでくれたりするのですが、お互いに苦手意識がある女の子だとその席の場がまったく盛り上がらなかったり、控え室でも気まずい思いをしたのがきつかったです。
バイトを始めようか迷っている方は、一日体験等をして職場の雰囲気を見ておくと良いと思います。また、人間関係もすごく重要なのでオーナーや働いている人たちの雰囲気や人柄を最重要視した方が良いと思います。
ガールズバーと軽めなニュアンスにしていても、御客様が求めていることが、キャバクラとあまり変わらないため。初めて風俗業界に来られる方が多いため、ここだけのお話、キャバクラの方が、スッタフ、オーナー含め、基本的には、常識人が多いです。
ガールズバーのメリットは、私服なので、働いているのが、ばれにくいことや、マンツーマンの接客が、他より少ないことです。ガールズバーも御客様から、ドリンクを頂くという見えないノルマもあることがほとんどです。今は、表立ったキャッチ行為は、できませんが、看板を持って長時間立たされる所もあります。
しかしながら、そういった店舗さんばかりでもないです、中にはアットホームな常連さんメインの御店もあります。